女性エンジニア座談会
今回は本社に勤務する社員2名と、トレーニー制度を利用してドイツの販社へ出向中の社員1名をビデオ会議でつなぎ、入社の決め手や目標などを本音で語る女性座談会を開催しました。ぜひ、ご参考になさってください。
一般的に男性が多いとされる製造業で働くことへの不安はありましたか?
Akiko S
次の二つの理由から不安はありませんでした。一つは、私は工学部出身なので男性が多い中で活動する経験が入社前からあり、環境の変化があるとはあまり思わなかったこと。もう一つは、マブチに1Dayインターンで見学に来た時、確かに技術系は男性が多い印象はあったものの、人事部をはじめとする事務系部門では女性も多く、会社全体で見ても、男性優先といった雰囲気を感じなかったからです。
Satoko F
高校の時は女子が少ない理系クラス、大学は工学部で、100人の中に3人しか女子がいないような環境でしたので、逆に会社の方が女性が多く、たくさんの女性と接触するのは何年ぶりだろうと緊張していました(笑)。男性が多いということに関して全く違和感がなく過ごしてきています。
Yuu A
前職も自動車部品メーカーの技術職でしたので、マブチと同じような男女比率で、入社後も特にギャップはありませんでした。私も皆様方と同じように、高校が理系クラス、大学も機械工学部で理系でしたので、元々男性比率が高い環境に慣れていたので入社後も違和感はありませんでした。
Akiko S
もし仮に「男性多いからちょっとな~」、「そういう職場はな~」と迷っている理系の女性がいるのであれば、マブチでは性別による違いはないので、安心してください!とお伝えしたいです。一度、マブチの社風を見ていただければわかっていただけると思います。
テーマ01 製造業について
女性が働く環境、やりがいについて教えてください
Satoko F
入社して30年近く働いてこられたということは、働きやすかったのかなと思います。その間、子どもを二人産み、育てることもできました。体調が悪い時はまわりの皆さんが支えてくださいました。大変なことは当然ありますが、ここまで働いてこられたということは、マブチが働きやすい会社だからということは間違いないと思います。
お子様を産んだ時は育休をどれくらい取られたのですか?
Akiko S
Satoko F
一人目を産んだ20数年前は、育休を取るという人もあまりおらず、自分自身も不安がありましたので半年で復帰しました。夜泣きなどでつらい時期もありましたが、若かったので何とか頑張りました。二人目の時は無理をしなくても良いかなと思い、一年取って復帰しました。
育休を取る前や取った後で、働きにくさを感じたことはありましたか?
Yuu A
復帰後は特に何事もなかったかのように受け入れていただいたので、育休前と変わらずに仕事を再開させていただきました。
Satoko F
Akiko S
すごく貴重な情報です。復帰しやすい職場という点は良いですよね。マブチでは皆さん育休を取られますし、最近では男性の育休取得も増えてきていますよね。
そうですね!育休をとるのに男女差がなくなってきていると私も感じます。
Yuu A
Satoko F
制度もどんどん社会情勢に合わせてレベルアップしてきて、一人目を産んだ時よりも二人目の時の方が、制度が拡充されて良くなっていました。会社が社会の状況に合わせてどんどん良くしていってくれている、と感じています。
Yuu A
私は、国内転勤がないことも魅力の一つだと思います。前職だと総合職の社員の平均の転勤サイクルが4年くらいで、北海道から九州まで各地を転勤していくのが一般的でした。それと比較すると、マブチは国内拠点が千葉県に限られているため、女性にとってもライフプランが立てやすく働きやすいと思います。
千葉県か海外ですので、日本国内で住む場所を決めやすく、長いスパンで考えるととてもいいですよね。
Akiko S
Yuu A
本当にそう思います。海外に転勤になっても帰国後は千葉に戻ることができますから。国内転勤が多い会社ですと、自分が何年後にどこにいるかがわからないという状態になりますのでそれと比べると、だいぶ働きやすいですよね。
Akiko S
日本企業の多くは日本のいたるところに拠点があって、海外出向後に帰るのも日本のどこかわからないのが一般的です。マブチの規模の企業で国内転勤がないというのはとても珍しいと思います。
Satoko F
私はそれが入社の決め手になっています。ずっと働き続けたいと思っていたので、子どもが欲しいと思った場合、もし国内で転勤転勤という状況だと相手との兼ね合いでどうなるんだろうと、そこは大きなポイントの一つでした。入社前は千葉に馴染みがあったわけではありませんが、いろいろと就職先を探している中でモーターをつくっている会社というのは考えていましたので、国内転勤がないことは決め手の一つではありました。
テーマ02 環境とやりがい
週末はどのように過ごしていますか?
ドイツの人は昼間からビール飲んだりするんですか?(笑)
Akiko S
意外とないですね。週末だと違うのかな、皆飲んでいるのかな?よくわからないですけど、ビールはすごく安いです。
Yuu A
味はどうですか?
Akiko S
いろいろな種類がありますから一概には言えませんが、苦くて濃いものが多い気がします(笑)。
Yuu A
Satoko F
私は週末は何もせずゆっくりしています。子どもが小さいころはあちらこちらへ遊びに行ったり、キャンプに行ったりもしていました。中高生になったらお弁当をつくって部活の送迎ばかりしていました。何年か前までは、そのような感じで忙しかったのですが、子どもが大きくなったらぽかーんと空いてしまったので、最近は家の中のお片付けなどをしています。
Yuu A
リフレッシュ休暇があるので週末だけでは行けないようなところにも行けますし、部署の中でも「進んで休暇を取ってください」と声掛けをされていますので、有給休暇がとても取りやすいです。自分が休みの間は同じチームの方がフォローしてくれますので、休んでいても業務に差し支えがなく、戻ってきた時にそのまま業務を続けられる、再開できる環境があると思います。
Akiko S
私は元々英語が好きで、社内の教育制度を利用して週末は英語の勉強をしています。割と時間に余裕のある年齢ですので、今のうちにやっておこうかなって思っています。
Satoko F
英語の学習を始めるのは若ければ若いほど良いですね。制度を活用できる期間が長くなりますから。若い時の苦労は買ってでもしろというけど、その通りだと思います。
Akiko S
そうですね。マブチはちゃんと週末に休めるうえに、学習支援制度もあるので、自分がやりたいことにチャレンジしやすい、とても良い環境だと思いますね。
テーマ03 オフタイムについて
今後の目標について教えてください
Akiko S
私の目標の1つは特許を1件以上出すことです。今、入社後に製品開発に本配属されて8か月が経過しており、できれば1年以内に特許を取りたいと思っています。なかなか難しいですがそのために必要なことが最近わかってきました。特許は、既存の技術を組み合わせているだけではダメで、自分で新しいものを生み出さないと申請できませんので、自分に足りていない知識が何かということを少しずつ探りながら、自分で考えて、1年以内に出せたらいいなと思っています。
Satoko F
これまでを振り返ってみると、多くの方にお世話になって何とかやってこられたという感謝の思いがありますので、今後は恩返しをしないといけない世代になったなと思っています。今まで自分が育ててもらった分、次の世代の方を育てていくにはどうしたらいいのか日々考えています。まだ答えは出ていない状況ではありますけれど。振り返ってみて伝えたいと思うことは、食わず嫌いをしないことの大切さです。必ずしも自分がやりたい仕事ばかりではないので。やったことがないこと、自分の分野とは一致しないこともあります。それでも実際に取り組んでみると、意外と面白いこともあります。それが後になって他の仕事に結びついて、あの時の経験が役に立ったなと感じることもありますから。食べたものは栄養になりますので、食わず嫌いだけはしないで、なんでもチャレンジしていってほしいなと思います。
Yuu A
マブチの先輩や上司の英語がとてもお上手で、お客様の役に立つ技術提案をネイティブ並みにしているので、トレーニー期間中に、私も皆さんのようになれるように引き続き英語力を向上していきたいと思います。トレーニー期間終了後は製品開発部門に戻る予定ですので、開発の経験を積んで、自分の技術力を高めて、お客様に対して技術的に役立つ提案ができるエンジニアになっていきたいと思います。
テーマ04 目標について
就職活動中のリケジョ学生に向けて
Yuu A
マブチには協力し合う、助け合う気持ちを持った方が多いですし、私が今、ドイツに来ているように、トレーニー制度をはじめとした教育制度もしっかりしていておすすめです。また、個人的意見ですが、女性社員の方も輝いていて、働きやすそうにしているという点も超おすすめポイントです。
Akiko S
女性エンジニアをきちんと育てようという思いがあるからトレーニーに行かせてくれたり、長く働けるような育休があったり、細かい視点でいうとフレックスタイム制度が丁寧に運用されていたり、女性に長く働いてもらいたいという考え方が制度に反映されていると思います。私がマブチに入社しようと思った決め手は、人が良かったという点です。制度があるだけではなく、協力的な社員がたくさんいることですごく働きやすい環境だと思いますので、是非マブチに実際にいらして、社員と実際に触れ合ってもらい、判断してほしいなと思います。
Satoko F
マブチには様々な個性の人がいますが、皆さん伸び伸びと気持ちよく働いています。昔は女性エンジニアが少なくて女性エンジニアをどう扱ってよいのかわからない感じがありましたが、最近は会社も大きく変わってきていて、性別の違いなくチャレンジする機会がある会社になってきています。私も、チームリーダーやマネジャーをやらせていただいています。様々なチャンスがあり、チャンスに食らいついていけば必ず成長につながっていきますので、是非一緒に頑張っていきたいと思います。
一同
Satoko F先輩の声が、とても強く心に刺さりました!
テーマ05 メッセージ